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_を小屋の主人、小山義紀(よしのり)が出迎えた。

「奥飛騨署の仁科です。昨日、涸沢岳沢で発見された滑落遺体(オロクさん)の件で、お話を伺(うかが)いに参りました」

「お疲れ様です。お話は電話であらかた伺いました。私共でお役に立つ事があれば良いのですが???それはそうと、もうすぐ昼ですし、話はうちの名物、味噌ラ��幞螭扦馐长伽胜�椁妊预κ陇扦い��扦工�俊�

「それはありがたい。丁度腹が減っていた所(とこ)ですし、標高3000メ��去毪鞘长伽毳椹‘メンは格別ですからね。こいつらも喜びます」

初めて涸沢岳の険路越えを体験した若手の刑事二人組は北罚Ц咝∥荬刈扭�胜昃o張の糸が切れ、すっかり目に生気(せいき)が無くなっていたが、名物ラ��幞螭我谎预且粴荬讼ⅳ虼丹�丹筏俊�

「滑落した耍麤gさんは一昨日(おととい)、こちらに宿泊なさったそうですが、どんな様子でしたか?」

「その日は満室とまではいきませんでしたが、涸沢の混雑を避けて登ってきた人がかなりいましたからね。その方の名前だけ言われましても何とも???ただ、宿泊客の顔はある程度覚えていますから、写真か何かを見れば思い出すかも知れませんが???」

小山の言葉を待っていたかのように、仁科はポケットからデジカメを取り出した。

「これは昨日、現場で撮影した耍麤gさんの写真です。プリンタが無いので、デジカメの小さな液晶画面でしか見る事が出来ませんが???いかがですか?」

「さあ???見覚えの無い顔ですね???あ、丁度いいや。漢波羅君も見てくれないかな?」

「はい、何ですか?」

小山と仁科達のやりとりを一部始終目にしていた俺ではあったが、さも何も知らないと言ったそぶりで答えた。元々、人一倍好奇心旺盛な俺にしてみれば、本当は「待っていました」と言った所なのだが。

「昨日、涸沢岳沢で見つかった滑落遺体(オロクさん)の写真なんだが、一昨日(おととい)、うちへ泊まっていったらしいんだ。でも、あいにくと写真を見ても、この人の事を全然思い出せなくてね。ひょっとしたら、漢波羅君なら何か憶(おぼ)えているかなと思って」

俺は小山から渡されたデジカメの液晶画面を食(く)い入(い)るようにじっくりと見た。滑落の際に出来た裂傷や打撲痕を差し引いても、顔の損傷は比較的軽微だ。それにも関(かか)わらず、正直全く思い出せない顔である。

「俺の勝手な憶測かも知れませんが、この人、ここへは泊まっていないんじゃないかな?」

一同、顔を見合わた後(のち)、仁科が口を開いた。

「登山届にここへの宿泊予定が書かれていたし、小山さんにも確認してもらったけど、実際に宿帳(やどちょう)の中にも耍麤gさんの名前があったんだよ? 単に憶えていなかっただけなんじゃないの?」

「刑事さん、俺は昔から一度見た顔は忘れない方だし、写真の男性は男の俺から見てもハンサムで特徴的です。もし、泊まっていたなら、ましてや一昨日の客だったら、憶えていない筈無いですよ」

「確かに漢波羅君は人の顔を覚えるのは天才的だからなあ。バイト初日に初めて顔を合わせた全員の顔と名前を即座に覚えたし???仁科さん、漢波羅君が見覚えが無いって言う以上、ひょっとしたら、ここへは泊まらなかったのかも知れませんよ」

小山がすかさず助け船を出してく

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