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上、お話しする事は何もありません! 失礼します!」
北村は一方的に話を打ち切り、事務所へと戻って行った。
独りその場に残された俺は、登山届の謎と言う最後に残されたトリックが解けたにも関わらずスッキリしない。それは、北村が口にした「耍麤gは殺されても当然」と言う言葉が、妙に心に引っ掛かったからだ。
「耍麤gは一体何をしたと言うのだろう???」
俺は北村から投げ掛けられた言葉の意味を知る為、そして、今回の事件の全ての謎を解く為、深山との直接対決を決意した。
第12章 殺意の時限爆弾
北村と別れた俺は、午後1時、松本発新宿行きのJR特急ス��雪‘あずさに仱辍�4日ぶりに枺�─丐葢�搿?证椁�献钺幛摔胜毪扦ⅳ恧ι钌饯趣沃苯訉潧Qをしなければならない。
美と健康サロン YOSHINO
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yoshino…salon@venus。san。ne。jp
富士急行線 寿駅近く
電話 090…2537…3405
(不定休?要予約)
特急の中から、俺は木村未来の携帯電話へと掛けた。
「もしもし」
「あ、響資さん。今どこですか?」
「新宿行き特急ス��雪‘あずさの車内。丁度、小淵沢(こぶちさわ)を過ぎた辺りだけど」
「それじゃ、今夜は会えるんですね」
「いや、今夜は無理だ。別の人と会うつもりなんだ」
「誰です? 別の人って?」
「深山だよ」
「深山係長?」
「そう」
「それじゃ???」
「耍麤gさん殺害のトリックが解けたんだよ」
「エッ! それじゃ、耍麤g課長を殺したのって、やっぱり深山係長だったんですか?」
「ああ」
「で、一体、深山係長と何を話すつもりなんですか?」
「耍麤gさん殺害のトリックは解けた。ただ、どうしても分からない点があるんだ」
「それって何ですか?」
「動機だよ」
「動機?」
「そう。殺害方法は分かった。でも、何故、深山が耍麤gさんを殺さなきゃならなかったのか? その動機が俺には解けていないんだよ」
「???」
「兎に角、今夜、深山と会って動機を聞き出す」
「でも???」
「大丈夫。君には心配掛けたりしないから」
俺は心配する未来を宥(なだ)め、深山のスケジュ��毪蚵劋�訾埂P窑ぁ⒔褚工喜袠Iも何も無いらしい。俺は、未来との電話を切ると、再び、電話を掛けた。今度は六本木ヒルズのヌ��佶毳些‘グにである。受付を通じて、電話を深山へと回してもらい、今夜会いたい旨(むね)申し込む。深山も北村から連絡が行っていたらしく、会いたいと言う。これで話は決まった。今夜、事件に決着を付ける。
10月23日、金曜日、午後8時── 。
六本木ヒルズ森タワ��穗O接するホテルグランドハイアット枺��4階のバ��亥蕙钎濂怼护谴�盲皮い堪长吻挨松钌饯�Fれた。
「お忙しい中、お呼び立てしてすみません」
「漢波羅さん???社交辞令は抜きにしませんか?」
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